El camino a Baltimore

ひたすらボケ倒しながらも、日々の想いを整理し、一呼吸おく場

大のDIEの内弁慶、と大後悔時代。

こう10年前の日記を振り返ると、ネタみたいな旅行をし過ぎてて、

最近の旅行が如何に生ぬるいものか再確認出来ました。笑

本日は、豪雪に巻き込まれた悲しい貧乏学生のお話。

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香港で通りすがりのインド系のおじさんに

『おまえ…まさか!?』みたいな顔でこっち見てきたんで、

俺もなんか、いたたまれない気持ちになりました。



どーも、濃い毛徹平です。



いろいろあり過ぎて、なんて言っていいか分からないですが、 とにかっくごっちゃ混ぜの旅行でした。

もぅ、プランなんてあってないようなもんです。ハイ。

簡単にルートから先に言うと、


(妄想) 北京⇒成都重慶⇒長砂⇒香港⇒澳門(マカオ)⇒武漢⇒北京


(現実) 北京⇒成都重慶⇒広州(深圳)⇒香港⇒北京



はい、だいぶ短くなりましたね。

全て汽車(電車ではなく!)の予定だったのが、おかげさまで飛行機に余分に乗るハメに。

今回は普通に書いたら長くなりすぎるんで、大事な事件以外は全て箇条書き程度で

収めようと思います。とか言いながら、ダラダラ長くなるのがこの俺ですw

ちなみに最後の総括部分だけは少しマジメーな日記にでもしようかと思っちょります。



まず、成都








に行く前に… 前哨戦。




その成都に行くまでの飛行機での出来事。 出発前夜に徹夜して、朝の飛行機で寝て着いたら成都

って言う素晴らしいプランを立ててたこの俺ですが、 飛行機で寝て、起きた次の瞬間、このアナウンス。

『北京空港にまもなく到着します。』



え?


夢?それとも寝過ごした?? 西船橋越えて東葉勝田台タッチして中野まで戻って来たパターン?


全く事態がつかめない俺。


そんな時、隣のオバサンが電話で叫んでました。


『雪で成都着けなくて引き返すとかマジネタよね。』


鬱www 雪で自分自身の交通事情がここまで影響受けたのは生涯初めてっす><

更に言うなら、1日2回も飛行機に乗ったのも人生で初めてっす。

再搭乗券とか言う制度あるんですねwww

おかげで1日パーデンネン。ちなみに隣のオバサンとは意気投合して、

ダジャレの応酬を浴び、最後は空港に着いたらハイタッチで別れましたw

最後のアドバイスは『あなたは中国人っぽいからそのままでいた方がいいわよ。』

ご忠告どうもですw ちなみに俺が乗ったハイナン(海南)航空だけが北京に戻ってましたw

マジ、とんだチキン会社ですww 皆さんもくれぐれもお気をつけください。

んで、こっからは軽く箇条書きですが…



成都まず最高!ってか街の感じが超オシャレ!!
・物価安い!湿度いい感じに高くて喉が心地いい!!
・女の子ヤベーきれいw
・パンダ研究所やべー><
・運よくパンダの××シーンまで見れてしまったww
レッサーパンダのコーナーで、映画撮影中の日本人一行に遭遇。喜びを分かち合う所か、お互いをうざがる。
諸葛孔明先生の蜀の本拠地を拝み、小吃に舌鼓を打つ
成都の歴史博物館に行き、日本の縄文弥生と超そっくりなのに驚く。パクリ?
 更にその博物館自体&その内部のシステムのハイテクさに度肝を抜かれる
・夜は、火鍋(激辛だけど、辛党の俺にはベスト)を食べて超満足の成都でした。

日にちが少なかったから、また行きたいっす>< まだあと1週間ぐらい見れる所あるしw

そんで、重慶

・坂多いw 高層ビル超多いww 長江リアル長い!!!
重慶で長江が2つに分かれてるっていうか、重慶で2つの河が1つになって長江になるってのが、なんかロマンティコ♪♪
・夜景はマジきれい
・洋人街はなんか変
重慶の小吃もマジ美味

こんなすんばらすぃ街で1人で過ごすなんてマジ痛い子ですたww

けど、夜道迷ってスラム街みたいなとこに1人で迷い込んだ時にはマジ死ぬかと思いました。

走り疲れて漸く見つけたゴンドラで長江を横断した時の感動は今でも…いや、その時は怖かった事ばかりが先行してたわw

ちなみに重慶は未だ開発を続けているらしく、開発終わったらこの都市はもっと化けそうな気配を持ってますた。

なんてったって、かの江沢民ゆかりの土地やしね。



そして、広州香港!!



と、言いたいとこですが、その前に大事件は起きました。


もう、長くなりすぎるんで結果から先に言うと、



水もねぇ。


食料もねぇ。


電気もねぇ。


トイレも詰まって水流れねぇ。


車もそれほど走ってねぇ。


汽車の中で70時間も缶詰状態サバイバルゲーム!!!(ユーチューバーの企画かw)


マジでネタかと思いたいですが、これが現実ですたw これも全てあの憎き大雪の原因ですw


何をしたかを箇条書きで書いただけで充分その苦しみが伝わるはずだと思うのでご覧あれw

・リアル竹にかじり付いた。(さとうきびを知らなかったムナゲンw)

・1ヶ所に突然24時間も停車ww

・出発したと思ったらまた停車www 100m走ってまた停車www

・もちろん70時間風呂なんて入れませんww

・トイレに物がテンコ盛りの中、敢行。大きいのする時自分のお尻と物がキスしないようにするのが辛かった(食事中の方申し訳w)

・水なんてねぇから、かろうじて着いた駅のプラットホームの雪で手と顔を洗う始末ww

・やっと来た配給に2時間並んだけど、そこもちゃっかりお金とられる始末w チャイちゃっかりしてるわww

・駅の売店でデパートのバーゲンの比じゃない程人がごった返し、インスタントラーメン戦争w

・そんな中俺を慰めてくれた日本の大ヒット曲たち from 列車アナウンス&乗客の携帯着メロ
津軽海峡冬景色・大事MANブラザーズ『それが大事』・猫の恩返しの『つじあやの』の曲)



いやー、おかげさまで生命力つきましたwww

本当にキレイなオバサンが竹を歯でバリバリバリってやってるのを見た時は、

『世も末や。』と素直に思ってしまいますたw それで俺のブレイブハートにも火がついた訳ですがw

俺は70時間も日本とウイグル(つまりは中国のトルコ・アラブ系民族)のハーフと言う事で

彼らと喜怒哀楽を共有しあって生きましたw 一緒に列車が出発した瞬間に笑顔で抱き合い、

日本人てバレたらヤバいと思って最初のうちは1人寂しく寝てたけど、

最後はみんなと分かり合えて(日本ウイグルのハーフのままw)

そこでできた友達とずーっと語り合ったり、停車場所近くに住んでる農家のおっちゃんに向かって

『食料もってこい!ガチだ!こっちは命かかってんだ!!』って脅迫チックに叫んだりw

1人、またひとりと乗客が降りていくことに寂しさを感じたり、

最初は懐かなった3歳児(字を小皇帝)が最後は俺と広州旅するとか言って泣き出したり、
(こんなグロテスクでテロリズムな顔でも好きになってくれてありがとう;_;)

とにかくなんか人の温かさ(?)を直で感ずることができますた。

雪で列車が凍結して、電力供給ストップなんて事態にならなきゃこんなことはなかったので、

雪にある意味感謝!…ですが、予定が3日以上も狂ったので旅行の調整が必要になりましたとさ。 とほほ。
 



そんで、広州から

バスに3時間も乗って深圳(シェンチェン・しんせん)で高校の先輩、KIM兄と合流!!

の予定だったのですが…結果兄者を駅で野宿させてしまいますたw

更に彼が待ってたのは深圳西駅で、俺がバスに揺られて着いたのは深圳駅。

名前だけ聞いたら近いやん、って思うじゃないすか。

実際どれぐらい遠いかというと…地下鉄&タクシーで1時間半w


そんで、やっとの思いで合流して深圳のイオンジャスコで、久しぶりに贅沢にビュッフェ!

もぅ…なんか…その前がその前だったから感動した!!

兄者も友達の親戚の結婚式に参加するために中国の農村行ってたらしいんですが、

1週間も風呂に入ってないうえに、まともなモノも食べれずに

ただひたすら山田太郎物語見てたらしいですw おつかれさまーっすww

それに付け加えて言うなら深圳ハイテク過ぎ!!

北京よりも発展してるとかどんだけー!!!

マジ日本と大差ねぇ…って感じですた。地下鉄クオリティ超高いし!ゲーセンもありましたww

機種も1年ぐらいしか遅れをとってませんでしたw

おかげさまで、香港に着いた時の感動は夜景以外ほぼ深圳にことごとく阻止されましたとさw


そうそう、やっぱり2人での旅行は楽しいですねー、ネタも共有できるしw

具体的に何があったかというと、

・偽札を掴まされた
・黒タク(違法)に騙されてお金盗まれそうになった
・俺の買った携帯のプリペイドカード偽物疑惑で店員と激しく口論した
・香港の100万香港ドルの夜景にうっとりできた
・安宿のタメにと、殺人事件でも起きそうなバイオハザードチックなゲストハウスを下見しまくった
香港ディズニーランドの狭さと空き具合に愕然としつつも、がっつりスペースマウンテン5回もリピート
・陸路で国境を越えれたし(深圳ー香港を1日2往復)
・最後空港で節分豆まき敢行したw クレイジージャップw

なんかホント心から楽しかったって思えたっす!

そんで北京までの帰りの飛行機を、しっかりハイナン航空に避けて

深圳航空で予約したら、難なく帰れましたとさw ちゃんちゃん。



総括として感じたこと、大きく分けて3つあるんですが、
 
 

1つ目は、やっぱり中国の貧富の差って相変わらずでかいんだなってこと。

大都市の重慶ですら道を一本それたら、マジ狂犬病にかかってんじゃないかって言う犬とか

鳥インフルエンザにかかってんじゃないかって狂った鶏が沢山ごった返すスラムみたいな道だったし、

深圳や北京の発展具合と汽車の窓から見た農村の遅れ具合の差を見たらホントに一目瞭然だったし、

猛烈な経済発展の裏でその流れに着いて来れなくなって餓死してる人がいるって言うのは、

ホントだなぁと思ったし、やっぱほっとけないと思った。

 

けど、それと同時に感じた2つ目は、果たして発展って本当にいいことなの!?ってこと。

なんか、汽車の中で知り合った人はみんなすごく温かくて、日本ではあり得ないぐらい、

家族みたいにみんなで協力し合ってサバイバルしてたんだけど、

深圳とか香港とかは1人1人がすっごく忙しい感じで、何聞いても『分かりません。』ってだけ。

本当に冷たかった。

技術が進歩しても人の心が進歩しない、もしくは退化するなら

果たして人は最先端の技術(核兵器だって当時の最新技術)をうまく使いこなせるのかと思ってしまった。

なんか人の心も物も同じベクトルで成長していける術はないものなのかねぇ、と。

こんなことなら世界をもう1回原始時代に戻してやりたいww


 
 最後に3つ目なんだけど、これはたまたま70時間も汽車に閉じ込められたから、

自分のこと、家族のこと、将来のこと、いろんな事について一生懸命考えられたって事。

その中で、俺は1つでかい決断をしたんです。俺、もっと自分に素直にならなきゃいけないと。

やっぱり俺の『他人に自分をあまり語らない』癖や『嘘つき』癖って言うのは、

簡単に治るもんではないとは思うんだけども、

1つ気づいたのは、嘘ついて得てきた信頼なんて一瞬で崩れるもんだし、

嘘ついてる時点で、その人も自分自身も信頼できてないんだなってこと。

言ってもいいウソがあることも分かってる。

人のタメにつく嘘、それと冗談で場を和ませるために言う嘘、いわゆるネタ。

そうじゃなくて俺がここで言ってるのは、自分を高くしようとして、

うまく振舞おうとしてつく嘘のこと。 俺は気づかないトコでたくさんついてた。

そんなんではいつか崩れる。現に今の時点で既に危ない。そんなんじゃダメなんだ。

俺に対して素直な心で真正面からぶつかってくれてる子がいても、

しっかりとした自分がないから、相手もそして自分も傷つけてしまう。

もう後悔してても始まらない。まずはそこから改善しなきゃ。

人が見てるから自分を直したいんじゃなくて、自分自身がホントそう思うから

もっと自分に正直になりたい。誰にでもありのままの自分でありたい。 嫌われるのが怖いとか思ってたら前に進めない。

とにかく、あと半年という残りの留学期間ででその自分を見つめなおして、 自分に正直に生きていけるようにしたいです。

そして晴れて凱旋帰国してやりたいです。それが、1つの大きな決断です。

ここからが新たなスタートだと思って頑張ります。約束は守り抜きます。

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若いしアツいなー、俺。笑
でもこの宣言があったからか、ここで言う虚言癖は大幅に改善されたと思います。
むしろ言葉選ばな過ぎて、毎日地雷原を歩いてる感覚。笑

てか、まだまだネタ日記のストックがあって、現時点のこと書けてないw まあいっかー。ほなちゃおちゃお。